【犢鼻】
「とくび」と読みます
このツボの名前も読み方が難しいですね
テストでは漢字で書かなくてはいけなくて苦労しました
「犢(とく)」は子牛という意味をもち、
膝を子牛の顔に見立てて、子牛の鼻の位置にあることからつけられたそうです。
膝蓋靭帯の外側にある
『犢鼻(とくび)』の別名は
「外膝眼」といい
膝蓋靭帯の中側にある奇穴の「内膝眼」 このツボが
子牛の鼻に見えたということです
なぜ、外膝鼻じゃないのか…
突っ込みたくなるのは私だけでしょうか…
膝にあるので
◎膝のトラブル全般に使うのですが
膝関節上にありますから
鍼を深く刺すことはありません
古典では『犢鼻(とくび)』が堅いのに攻めるような強い鍼をすると死亡する…なんて書かれているものもあるそうです。
『犢鼻(とくび)』はお灸がおススメです
酷く疲れると膝が痛くなる私
痛みが出るとお灸します
体が温まるとリラックスしてくるし
膝関節のケアは腎膀胱経のケアでもありますから
痛みがなくても温めてくださいね。
ホットタオルでも気持ちいいですよ
学生の時は
関節包内に鍼を入れると、関節炎をおこすリスクがあるので深く刺さないこと
何度も教わりました
古典配穴の脚気八処の穴の一つでもあります
ゴロで必死におぼえました(笑)
風が吹くと、足の上下に膝懸る
風(風市)吹くと(伏兎)、
足(足三里)の上(上巨虚)
下(下巨虚)に膝(外膝眼)
懸る(懸鍾)
脚気じゃなくても
足のだるさが取れないときにお灸しています。
上半身で感じる暑さにあわせた生活をしていると、
足が冷えています
↓
だるくなります
↓
夜、足がつります
↓
脚気八処にお灸がおススメ♪
本当に『夏のお灸講座』を開催したくなってきた
夏だからこそ!!おススメでーす
興味がある方はリクエストしてください♪
開催します。
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【犢鼻(とくび)】
足の陽明胃経 ST35
部位:膝前面、膝蓋靭帯外方の陥凹部
筋肉:膝蓋靭帯
皮枝:膝蓋下枝(伏在神経)
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【参考文献】
『新版 経絡経穴概論』 編者:日本理療科教員連盟、公益社団法人東洋療法学校協会
著者:教科書執筆小委員会(医道の日本社)
『経穴主治症総覧』編著者:池田政一(医道の日本社)
『藤本蓮風 経穴解説』著者:藤本蓮風(メディカルユーコン)
『ツボ単』監修:形井秀一、高橋研一 著者:坂元大海、原島広至(エヌ・ティー・エス)
『カラー版経穴マップ』著者:王暁明(医歯薬出版)
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