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執筆者の写真phytofuco

【fucoのツボ】犢鼻(とくび)ST35

更新日:2022年12月5日

【犢鼻】

「とくび」と読みます

このツボの名前も読み方が難しいですね

テストでは漢字で書かなくてはいけなくて苦労しました

「犢(とく)」は子牛という意味をもち、

膝を子牛の顔に見立てて、子牛の鼻の位置にあることからつけられたそうです。


膝蓋靭帯の外側にある

『犢鼻(とくび)』の別名は

「外膝眼」といい

膝蓋靭帯の中側にある奇穴の「内膝眼」 このツボが

子牛の鼻に見えたということです


なぜ、外膝鼻じゃないのか…

突っ込みたくなるのは私だけでしょうか…

膝にあるので

◎膝のトラブル全般に使うのですが


膝関節上にありますから

鍼を深く刺すことはありません

古典では『犢鼻(とくび)』が堅いのに攻めるような強い鍼をすると死亡する…なんて書かれているものもあるそうです。


『犢鼻(とくび)』はお灸がおススメです

酷く疲れると膝が痛くなる私

痛みが出るとお灸します


体が温まるとリラックスしてくるし

膝関節のケアは腎膀胱経のケアでもありますから

痛みがなくても温めてくださいね。

ホットタオルでも気持ちいいですよ


学生の時は

関節包内に鍼を入れると、関節炎をおこすリスクがあるので深く刺さないこと

何度も教わりました

古典配穴の脚気八処の穴の一つでもあります

ゴロで必死におぼえました(笑)


風が吹くと、足の上下に膝懸る


風(風市)吹くと(伏兎)、

足(足三里)の上(上巨虚)

下(下巨虚)に膝(外膝眼)

懸る(懸鍾)


脚気じゃなくても

足のだるさが取れないときにお灸しています。





上半身で感じる暑さにあわせた生活をしていると、

足が冷えています

だるくなります

夜、足がつります

脚気八処にお灸がおススメ♪


本当に『夏のお灸講座』を開催したくなってきた

夏だからこそ!!おススメでーす


興味がある方はリクエストしてください♪

開催します。


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【犢鼻(とくび)】

足の陽明胃経 ST35

部位:膝前面、膝蓋靭帯外方の陥凹部

筋肉:膝蓋靭帯

皮枝:膝蓋下枝(伏在神経)

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【参考文献】

『新版 経絡経穴概論』 編者:日本理療科教員連盟、公益社団法人東洋療法学校協会

著者:教科書執筆小委員会(医道の日本社)

『経穴主治症総覧』編著者:池田政一(医道の日本社)

『藤本蓮風 経穴解説』著者:藤本蓮風(メディカルユーコン)

『ツボ単』監修:形井秀一、高橋研一 著者:坂元大海、原島広至(エヌ・ティー・エス)

『カラー版経穴マップ』著者:王暁明(医歯薬出版)

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